予実管理システムを導入する際、クラウドかオンプレミスにするかは重要です。
ここでは、予実管理システムについて、クラウド版とオンプレミス版、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
クラウド版の予実管理システムは、シンプルで使い勝手がいいため中小企業におすすめです。
自社でシステムを構築する必要がないため、初期費用が安く済み、すぐに導入できる点がメリット。中には、株式会社シスプラの「YOJiTSU」のように月額3,300円(税込)という安価なコストで利用できるものもあります。
バージョンアップやバックアップなど、サーバー管理やメンテナンスは提供会社が行ってくれるので、運用の手間もかかりません。インターネット接続環境であれば、どこでも利用できる点なども魅力です。
デメリットはカスタマイズ性が落ちること。システム全体がベンダーの管理下にあり、ユーザーがハードウェアを直接管理することはできません。
また、組織内のデータを外部で保管することから、セキュリティに対する不安も指摘されています。
オンプレミス版の予実管理システムは、多くの国内・海外拠点やグループ各社を持つ大手企業におすすめです。
外部システムとの連携・連動性に長けており、現場での部門・プロジェクト管理から、グループでの連結管理、さらに工数管理や人事評価まで幅広い用途で利用できます。
インフラを自社だけで占有できるためセキュリティの高さが期待できるうえ、柔軟なカスタマイズ性も備えています。
自社に必要な機能のみを追加して自由なシステムを構築することが可能です。
その反面、導入の際にはサーバの確認や準備、アプリケーションのインストール作業、カスタマイズ、検証やテストなどを行う必要があり、初期費用や時間がかかります。
新機能の導入やセキュリティパッチの適用、ネットワーク障害時の対応なども自社で行わなければならないため、日々の運用コストが大きくなる点もデメリットです。
クラウド版とオンプレミス版、どちらにもメリット・デメリットがあります。初期費用や日々の運用コストを抑えるならクラウド、カスタマイズ性やセキュリティ面を重視するのであればオンプレミスが適しているでしょう。
システムを一から導入するなら、まずはクラウドを利用して、自社のビジネスやシステムとの相性を確認することがおすすめです。
また、クラウドとオンプレミスのメリットを合わせた「ハイブリッドクラウド」という方法もあります。さまざまな選択肢の中から、自社の業務内容に合った方法を選んでください。
予実管理システムのクラウドとオンプレミスのメリットデメリットはわかったかと思います。ここから本当にあなたにあった予実管理システムを正しく選ぶには、下記の3つのポイントを押さえることが大切です。
この3つのポイントを抑えていれば経営の役に立ち、かつ担当者の分析作業や資料作成の負担減にもつながるシステムを導入できます。
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強い経営を作るために必要なキャッシュフローの見える化に対応し、会計事務所とも情報共有しやすいクラウド版で、料金を公式サイト上に明示している予実管理システムを2つピックアップ。価格、対応ソフト、機能で比較してみました。
キャッシュフローの見える化 | 5年先の月次予算まで可視化 |
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分析機能 | 晴れ/曇り/雨の表示で解説 |
資料作成機能 | 最大100種類の分析資料を自動作成 |
会計ソフトとの連携 | 16種類以上 |
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